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2010 年 7 月 のアーカイブ

iPhoneでのピクセル処理をNEON(ベクタ演算)を使って4倍高速化する

目次


はじめに


IMG_0001
ARMのNEONというベクタ演算を使ってコードを書いたところ、C言語で書いたコードの4倍の速度で動作する事ができました。この記事では、C言語でのコードの紹介、アセンブラでのコードの紹介、そしてNEONを利用したコードの紹介を行い、高速化を実現させた手法を書きます。


どのような処理をするのか?


吾輩の小説
弊社からリリースしている自炊系読書アプリ「吾輩の小説 for iPhone」は、画像のピクセルを全てチェックして文章を整形して表示しています。この処理がとても重いので最適化の一貫として研究した情報を公開します。

このプログラムでは 1024×768 ピクセルでRGBAのフォーマットをもつデータから、RGBの各色の合計値が256未満であるピクセルの数を計算します。つまり、画像データから黒っぽいピクセルがいくつあるのかを計算します。また、計算速度の違いが分かりやすくなるように、これを100回繰り返し合計で約8000万ピクセルの計算を行ないます。また、その計算時間を表示します。


コードの入手先

githubにプロジェクトファイルも含めてiPhoneで実行できるファイル一式をアップしましたのでご利用ください。gitコマンドを使用しない場合はこちらからzip化したものを落としてください。


C言語でのコード


以下がコードになります。

#define IMAGE_SIZE_W		(1024)
#define IMAGE_SIZE_H		(768)
#define CHECK_COLOR		(0xFF)
#define LOOP_COUNT		(100)
#define ELEMENT_OF_PIXEL	(4)
 
NSString* Test::testC(){
	int pixelCount = width * height;
	int hitCount = 0;
	int startTime = getTime();
	for(int i = 0; i < LOOP_COUNT; i++){
		unsigned char* imageWork = image;
		for(int j = 0; j < pixelCount; j++){
			int color = imageWork[0]+imageWork[1]+imageWork[2];
			if(color < CHECK_COLOR){
				hitCount++;
			}
			imageWork += ELEMENT_OF_PIXEL;
		}
	}
	int endTime = getTime();
	NSString* string = [NSString stringWithFormat:@"Pixcel: %d\nHit Pixel: %d\nTime: %d msec\n", pixelCount * LOOP_COUNT, hitCount, endTime-startTime];
	return string;
}

RGBの合計値を算出し、CHECK_COLOR(0xFF) よりも小さいものをカウントしていくだけのシンプルなプログラムです。


アセンブラでのコードとgccの最適化の素晴らしさ


以下がコードになります。

#define IMAGE_SIZE_W		(1024)
#define IMAGE_SIZE_H		(768)
#define CHECK_COLOR		(0xFF)
#define LOOP_COUNT		(100)
#define ELEMENT_OF_PIXEL	(4)
 
NSString* Test::testAsm(){
	int pixelCount = width * height;
	int hitCount = 0;
	int checkColor = CHECK_COLOR;
	int startTime = getTime();
	for(int i = 0; i < LOOP_COUNT; i++){
		__asm__ volatile (
				"mov	r0, #0 \n\t"
 
				// ループ開始
				"1: \n\t"
				"add	r0, r0, #1 \n\t"
 
				"ldrb	r3, [%[image]] \n\t"
				"ldrb	r2, [%[image], #1] \n\t"
				"add	r2, r2, r3  \n\t"
 
				"ldrb	r3, [%[image], #2] \n\t"
				"add	r2, r2, r3  \n\t"
				"add	%[image], %[image], #4  \n\t"
 
				// 色判定とカウント
				"cmp	r2, %[checkColor] \n\t"
				"addlt %[hitCount], %[hitCount], #1 \n\t"
 
				// 「ループ開始」へ戻る
				"cmp	r0, %[pixelCount] \n\t"
				"bne	1b \n\t"
 
				: [hitCount] "+r" (hitCount)
				: [pixelCount] "r" (pixelCount), [image] "r" (image), [checkColor] "r" (checkColor)
				: "r0", "r1", "r2", "r3", "cc", "memory"
				);
	}
	int endTime = getTime();
	NSString* string = [NSString stringWithFormat:@"Pixcel: %d\nHit Pixel: %d\nTime: %d msec\n", pixelCount * LOOP_COUNT, hitCount, endTime-startTime];
	return string;
}

時間を計測したところ、驚くことに C言語 で書いたものよりも速度が遅くなりました。gccがCからアセンブラにコンパイルする時の最適化がとても優れているのだと思います。NEONなどの特殊な機能を使わないかぎりは、アセンブラ化せず C言語 で書くほうが良いと思います。


NEON : 資料


今回のコードでお見苦しい点があればご容赦願います。アセンブラでの開発経験が全く無く2日前に勉強しながら作成したものです。そこで、使用した資料を列挙しておきます。

  • ARM アセンブリ
    ARMの基本的なプログラミングの手法を知る事ができます。


NEON : 処理の流れと制限

NEONはベクタ演算です。ベクタ演算とは復数の演算を1命令で実行します。今回の方法では、16回の足し算、16回の比較などを1命令で実行します。それにともなって、今までの単純なループや比較ではなくて、それなりに複雑なプログラムになってきます。処理の大まかな流れは以下の順番になります。

  1. 16ピクセル(64バイト)分のデータを詠込む
  2. 16ピクセルのRGBを一気に足す
  3. 16ピクセルの0xFF未満の値を一気にカウンタに追加
  4. 4096ピクセルの処理が終わるまで1-3を繰返す
  5. カウンタの合計を取る
  6. 全てのピクセルの処理が終わるまで1-5を繰返す

ポイントは「16ピクセルを一気に処理」している所と、「4096ピクセルの処理」を一つの境目としている所です。以下で詳しく説明していきます。


NEON : コード


以下がコードになります。

#define IMAGE_SIZE_W		(1024)
#define IMAGE_SIZE_H		(768)
#define CHECK_COLOR			(0xFF)
#define LOOP_COUNT			(100)
#define ELEMENT_OF_PIXEL	(4)
 
NSString* Test::testNeon(){
	int pixelCount = 4096;
	int innerLoop = ((width*height)/pixelCount);
	int totalHitCount = 0;
	unsigned int checkColor =
		CHECK_COLOR << 24 |
		CHECK_COLOR << 16 |
		CHECK_COLOR << 8 |
		CHECK_COLOR << 0;
	int startTime = getTime();
	unsigned int addMask = 0x01010101;
	for(int i = 0; i < LOOP_COUNT; i++){
		unsigned char* _image = image;
		for(int j = 0; j < innerLoop; j++){
			int hitCount = 0;
			__asm__ volatile (
					// 初期化
					"mov	r0, #0 \n\t" // 0クリア用
					"mov	r1, #0 \n\t" // 処理済みピクセルのカウンタ
					"vmov.u32 d8, r0, r0 \n\t"
					"vmov.u32 d9, r0, r0 \n\t"
					"vmov.u32 d10, %[checkColor], %[checkColor] \n\t"
					"vmov.u32 d11, %[checkColor], %[checkColor] \n\t"
					"vmov.u32 d12, %[addMask], %[addMask] \n\t"
					"vmov.u32 d13, %[addMask], %[addMask] \n\t"
 
					// ループ開始
					"1: \n\t"
					"add	r1, r1, #16 \n\t"
 
					// データの読込と色の加算
					"add		r2, %[image], #32 \n\t"
					"vld4.8	{d0, d2, d4, d6}, [%[image]] \n\t"
					"vld4.8	{d1, d3, d5, d7}, [r2] \n\t"
					"vqadd.u8	q0, q1 \n\t"
					"vqadd.u8	q0, q2 \n\t"
 
					// 色の判定とカウント
					"vclt.u8 q1, q0, q5 \n\t"
					"vand q1, q6 \n\t"
					"vadd.u8 q4, q4, q1 \n\t"
 
					// データのアドレスを進める
					"add	%[image], #64 \n\t"
 
					// 「ループ開始」へ
					"cmp	r1, %[pixelCount] \n\t"
					"bcc	1b \n\t"
 
					// 色数の合計
					"mov	r0, #0 \n\t"
					"vmov.u32	r1, d8[0] \n\t"
					"2: \n\t"
					"and		r2, r1, #0xFF \n\t"
					"add		%[hitCount], r2 \n\t"
					"lsr		r1, #8 \n\t"
					"add		r0, #1 \n\t"
					"cmp		r0, #4 \n\t"
					"bne		2b \n\t"
 
					"mov	r0, #0 \n\t"
					"vmov.u32	r1, d8[1] \n\t"
					"3: \n\t"
					"and		r2, r1, #0xFF \n\t"
					"add		%[hitCount], r2 \n\t"
					"lsr		r1, #8 \n\t"
					"add		r0, #1 \n\t"
					"cmp		r0, #4 \n\t"
					"bne		3b \n\t"
 
					"mov	r0, #0 \n\t"
					"vmov.u32	r1, d9[0] \n\t"
					"4: \n\t"
					"and		r2, r1, #0xFF \n\t"
					"add		%[hitCount], r2 \n\t"
					"lsr		r1, #8 \n\t"
					"add		r0, #1 \n\t"
					"cmp		r0, #4 \n\t"
					"bne		4b \n\t"
 
					"mov	r0, #0 \n\t"
					"vmov.u32	r1, d9[1] \n\t"
					"5: \n\t"
					"and		r2, r1, #0xFF \n\t"
					"add		%[hitCount], r2 \n\t"
					"lsr		r1, #8 \n\t"
					"add		r0, #1 \n\t"
					"cmp		r0, #4 \n\t"
					"bne		5b \n\t"
 
					: [hitCount] "+r" (hitCount)
					: [pixelCount] "r" (pixelCount), [image] "r" (_image), [checkColor] "r" (checkColor), [addMask] "r" (addMask)
					: "r0", "r1", "r2", "q0", "q1", "q2", "q3", "q4", "cc", "memory"
					);
			totalHitCount += hitCount;
		}
	}
	int endTime = getTime();
	NSString* string = [NSString stringWithFormat:@"Pixcel: %d\nHit Pixel: %d\nTime: %d msec\n", width * height * LOOP_COUNT, totalHitCount, endTime-startTime];
	return string;
}


NEON : コード解説-処理限界数でのループ


上記しましたが、この処理でのポイントに「4096ピクセルの処理」というものがあります。これはピクセル数のカウントを1バイトで行い、それを16個保持しているからです。「256(1バイト)x16=4096」となります。なぜ1バイトで計算するのか?と思われるとおもいますが、これがベクタ演算を使った高速化のカギになります。以下で説明します。


NEON : コード解説-レジスタの役割


この最適化コードでは7本のNEON128ビットレジスタを使用しています。それぞれの主な役割は以下のようになります。

  • q0(d0,d1): R値を保持
  • q1(d2,d3): G値を保持
  • q2(d4,d5): B値を保持
  • q3(d6,d7): A値を保持。読込むだけで計算には使わない。
  • q4(d8,d9): 色判定の結果をカウント
  • q5(d10,d11): 色判定で使用する値(0xFFが詰まっている)
  • q6(d12,d13): 結果をカウントするときに使用するビットマスク(0×01が詰まっている)


NEON : コード解説-データの読込


まず、計算の前にメモリからNEONレジスタにデータを読み込みます。

// データの読込と色の加算
"add	r2, %[image], #32 \n\t"
"vld4.8	{d0, d2, d4, d6}, [%[image]] \n\t"
"vld4.8	{d1, d3, d5, d7}, [r2] \n\t"

%[image]レジスタがデータの先頭のアドレスを指し、r2レジスタがそこから32バイトずらした8個目以降のピクセルのアドレスを指しています。そして vld4.8 命令を呼び以下の画像のような配置でデータが読み込まれます。

neon_1_registers


NEON : コード解説-加算


そして、RGBの値を加算します。

"vqadd.u8	q0, q1 \n\t"
"vqadd.u8	q0, q2 \n\t"

Rの値が入っている q0 レジスタに、G値の q1 と、B値の q2 を加算します。以下の図ような処理になります。

neon_2_adding_colors

この時に vadd.u8 ではなく vqadd.u8 を使います。前者は加算時にビットが溢れても気にせずに計算がされます。後者はビットが溢れた場合に最大値が設定されます。計算式でたとえると以下のような違いになります。

vadd.u8 : 0xFF + 0×01 = 0×0
vqadd.u8 : 0xFF + 0×01 = 0xFF

これで次に行う比較演算が問題なくおこなえます。

しかし、正確にいうと場合によっては問題が大ありです。上記のとおり、この最適化コードでは256以上の値での色判定は行えません。どんな値でも判定できるコードも書いてみたのですが、これがあまり高速化できなかったため今回はバッサリと切り捨てました。


NEON : コード解説-ピクセルの色チェックとカウント


ピクセルの色チェックとカウントは多少やっかいなので、図をまじえつつ説明していきます。

// 色の判定とカウント
"vclt.u8 q1, q0, q5 \n\t"
"vand q1, q6 \n\t"
"vadd.u8 q4, q4, q1 \n\t"

vclt.u8 は比較命令です。 RGBの合計値が入っている q0 と、比較用の値を詰め込んである q5 を比較し、 q0 の値の方が小さかった場合に対応するビットに 1 が設定された値を q1 に入れます。意味が分かりにくいと思うので図では以下のようになります。例として q0 にはRGB値が加算されたとして適当な値を入れています。

neon_3_vclt

次は、比較判定にヒットしたピクセルをカウントします。vclt.u8 では比較にヒットしたピクセルに対応する箇所のビットが全て立つ、つまり 0xFF が入っています。これを 1 になるように 0×1 で AND を取ります。

neon_4_vand

最後に vadd.u8 で q4 に q1 を足してあげれば、16ピクセル分のカウントが完了します。

neon_5_vadd

上記の図ではカウント用の q4 レジスタが空でしたが、ループを重ねるごとに値が加算されていくことになります。


NEON : コード解説-カウントの合計


上記したように、このコードでは4096ピクセルまで計算すると、q4 でのカウンタが最大値である 0xFF になるものが出てきます。ですので、ここで一度別のレジスタに待避させます。

// 色数の合計
"mov		r0, #0 \n\t"
"vmov.u32	r1, d8[0] \n\t"
"2: \n\t"
"and		r2, r1, #0xFF \n\t"
"add		%[hitCount], r2 \n\t"
"lsr		r1, #8 \n\t"
"add		r0, #1 \n\t"
"cmp	r0, #4 \n\t"
"bne		2b \n\t"
 
以下の同様の処理は省略

まず vmov.u32 で d8[0](d8の上位4バイト) を r1 レジスタにコピーします。and で 下位1バイトに格納されているカウンタを取り出し %[hitCount] に足します。lsr r1, #8 で1バイト分右にシフトし次のカウンタの値を取得する準備をします。and と lsr の処理は以下の図のようになります。

neon_6_shift_count

これらの処理をループで4回まわして、合計4個のカウント値を合計します。

その後 d8[1] d9[0] d9[1] にも同様の処理を行ない、16個を合計します。

これまでの処理を画像データの最後まで繰り返すと、RGB合計値が256未満の色をもつピクセル(黒っぽいピクセル)の個数が、C言語で書いたプログラムの約4倍の速度で取得できます。


終りに

今回最適化を行うにあたって上記のコード量の10倍程度を書き検証しました。そこで分かった注意点が、NEONで最適化するなら、メモリロードなどにARMレジスタや命令を使わずに、直接NEONレジスタと命令を使わないと意味が無いという事です。

決して汎用的な最適化コードではないですが、iPhoneで大量の処理を行う必要がある場合に、NEONでの高速化は有効だと思います。その時の参考になれば幸いです。

最後に、NEONを使いながらC言語の処理速度とほぼ同じだったコードを書いておきます。

#define IMAGE_SIZE_W		(1024)
#define IMAGE_SIZE_H		(768)
#define CHECK_COLOR		(0xFF)
#define LOOP_COUNT		(100)
#define ELEMENT_OF_PIXEL	(4)
 
NSString* Test::testNeon(){
	int pixelCount = width * height;
	int totalHitCount = 0;
	int checkColor = CHECK_COLOR;
	int startTime = getTime();
	unsigned int a = 0;
	for(int i = 0; i < LOOP_COUNT; i++){
		int hitCount = 0;
		__asm__ volatile (
				// 初期化
				"mov	r0, #0 \n\t"
				"vmov.u32 d8, r0, r0 \n\t"
				"vmov.u32 d9, r0, r0 \n\t"
				"vmov.u32 d6, %[checkColor], %[checkColor] \n\t"
				"vmov.u32 d7, %[checkColor], %[checkColor] \n\t"
 
				// ループ開始
				"1: \n\t"
				"add	r0, r0, #4 \n\t"
 
				"ldrb r1, [%[image]] \n\t"  
				"ldrb r2, [%[image], #1] \n\t"  
				"ldrb r3, [%[image], #2] \n\t"  
 
				"ldrb r4, [%[image], #4] \n\t"  
				"ldrb r5, [%[image], #5] \n\t"  
				"ldrb r6, [%[image], #6] \n\t"  
 
				"vmov d0, r1, r4 \n\t"
				"vmov d2, r2, r5 \n\t"
				"vmov d4, r3, r6 \n\t"
 
				"ldrb r1, [%[image], #8] \n\t"  
				"ldrb r2, [%[image], #9] \n\t"  
				"ldrb r3, [%[image], #10] \n\t"  
 
				"ldrb r4, [%[image], #12] \n\t"  
				"ldrb r5, [%[image], #13] \n\t"  
				"ldrb r6, [%[image], #14] \n\t"  
 
				"vmov d1, r1, r4 \n\t"
				"vmov d3, r2, r5 \n\t"
				"vmov d5, r3, r6 \n\t"
 
				"add %[image], %[image], #16 \n\t"  
 
				"vadd.s32	q0, q0, q1 \n\t"
				"vadd.s32	q0, q0, q2 \n\t"
 
				// カウント
				"vclt.s32 q1, q0, q3 \n\t"
				"vsub.s32 q4, q4, q1 \n\t"
 
				// 「ループ開始」へ
				"cmp	r0, %[pixelCount] \n\t"
				"bcc	1b \n\t"
 
				// 色判定とカウント
				"vmov.s32 %[hitCount], d8[0] \n\t"
				"vmov.s32 r0, d8[1] \n\t"
				"vmov.s32 r1, d9[0] \n\t"
				"vmov.s32 r2, d9[1] \n\t"
				"add %[hitCount], r0 \n\t"
				"add %[hitCount], r1 \n\t"
				"add %[hitCount], r2 \n\t"
 
				: [a] "+r" (a), [hitCount] "+r" (hitCount)
				: [pixelCount] "r" (pixelCount), [image] "r" (image), [checkColor] "r" (checkColor)
				: "r0", "r1", "r2", "r3", "r4", "r5", "r6", "q0", "q1", "q2", "q3", "q4", "cc", "memory"
				);
		totalHitCount += hitCount;
	}
	int endTime = getTime();
	NSString* string = [NSString stringWithFormat:@"Pixcel: %d\nHit Pixel: %d\nTime: %d msec\n", pixelCount * LOOP_COUNT, totalHitCount, endTime-startTime];
	return string;
}
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